ブログタイトル

「富士山ビュー特急」スイーツプラン設定列車で行く豪華な旅を紹介!

f:id:C-Kingfisher:20190312165222j:plain

今回の日帰り旅行は、富士山を望むべく河口湖にいってきました。

移動手段として利用した富士山ビュー特急は、列車とは思えない素敵な特別車両の中で、車窓から富士山を眺めることができます。

さらに、旅行を豪華にすべく特製スイーツやドリンクを堪能できるスイーツプラン設定列車を予約しました。

絶景を見ながら、おいしいスイーツに舌鼓をうつ贅沢な鉄道旅です。

山梨県の郷土料理「ほうとう」でお腹を満たし、裾野まで広がる雄大な富士山を見ることができる眺望の名所を巡る日帰り旅行をご紹介します!

富士山ビュー特急はまるでホテルのような移動空間

富士山に一番近い鉄道と言われる富士急行線。

その富士急行線を走る「富士山ビュー特急」は、大月駅~河口湖駅間を約45分で走り抜ける特急列車です。

その名の通り、車窓から雄大な富士を望める特別な列車になっています。

f:id:C-Kingfisher:20190313220617p:plain

先頭車両はまるでホテルのような豪華な造りで、とても列車内とは思えない特別車両です。

さらに、土休日のみ楽しめるスイーツプラン設定列車では、車窓から見える富士山を眺めながらドリンクや特製スイーツを楽しめるという何とも豪華なひとときを演出してくれます!

時刻表と気になるお値段は

富士山ビュー特急は、大月駅~河口湖駅の間を平日2往復、土休日2往復運行しています。

f:id:C-Kingfisher:20190416233837p:plain

「スイーツプラン設定列車」は土休日の上り・下り2便ずつです。

料金は、大人4,000円・小人3,000円の定額になっており、運賃特急料金特別車両料金ホテルパティシエによる特製スイーツドリンク代が含まれます。

              
特別車両(1号車)
指定席:事前予約制
2、3号車
自由席:予約不要
通常列車
 
運賃+特急料金(400円)
+特別車両料金(900円)
運賃+特急料金(400円)
スイーツプラン
設定列車
大人:4000円
小人:3000円
運賃+特急料金(400円)

※小人の運賃・特急料金は半額になりますが、特別車両料金は大人と同額。

※スイーツプラン設定列車の特別車両(1号車)は、利用区間が設定されています。

  • 大月↔富士山
  • 大月↔富士急ハイランド
  • 大月↔河口湖

※富士急行線の運賃はこちらからご確認ください。

平日に、大月駅から河口湖駅まで利用した場合を例にすると、

運賃(1,140円)+特急料金(400円)+特別車両料金(900円)=2,440円。

上記の料金で、豪華な特別車両に乗車することができます。

私は、土・休日のスイーツプラン設定列車に乗車したので、デザートとドリンクをつけたプチ贅沢の旅になりました(笑)。

スイーツプランの予約は出発3日前の18時までに

スイーツプラン設定列車は、座席指定はできないのですが完全予約制となっており、予約受付は出発3日前の18時に終了します。

インターネットまたは、富士急トラベルのコールセンター0555-22-8877からも予約可能です。

www.fujikyu-railway.jp

私が、富士山ビュー特急の事を知り、乗ってみたいと思ったのは休日のわずか2日前でした。

コールセンターならもしかしてと思い、電話してみましたが当たり前のように撃沈……。

日を改めて、インターネットから予約することにしました。

スイーツプラン設定列車は、当日販売はしていませんので予定は早めにたてましょう。

大月駅には朱色に輝く車両が待っていた

特別車両に乗れるという胸の高鳴りを感じながら、大月駅にたどり着いたのは出発時間の1時間も前でした。

早すぎです……(笑)

f:id:C-Kingfisher:20190312165113j:plain

駅のホームに入ると、富士山ビュー特急がすでに入線していました。

朱色に輝く流線形のボディーがかっこいい!

f:id:C-Kingfisher:20190312165141j:plain

この列車の中で、素敵な時間が送れると思うとワクワクします。

f:id:C-Kingfisher:20190312165120j:plainf:id:C-Kingfisher:20190312165202j:plain

木を活かした心温まる車内は列車とは思えない

待ちに待った乗車時間が、近づいてきました。

乗車のアナウンスが流れ、足早に1号車に向かいます。

f:id:C-Kingfisher:20190315181001p:plain

すると、朱い絨毯が敷かれ車両専任アテンダントさんの姿が!

電車に乗る際、絨毯が敷かれたことなんてあっただろうか。

興奮気味に予約の名前を伝え、いざ車両に乗り込みます。

座席の柄が素敵な自由席

2、3号車の自由席は、木を基調とした造りと和柄の座席がリラックスさせてくれそうです。

この日は土曜日ということもあり、自由席も河口湖を目指す観光客でいっぱいでした。

f:id:C-Kingfisher:20190315182510j:plainf:id:C-Kingfisher:20190312165559j:plain

まさしく特別車両!広々おしゃれ空間

1号車に入った瞬間に、列車の中とは思えない内装に興奮しました。

ちなみに、特別車両を利用しない限りは見学や写真撮影もできないそうです。

f:id:C-Kingfisher:20190312165222j:plain

グループに最適な6人座れる円形のテーブル席に、2人掛け・4人掛けのテーブル席がそれぞれ3つ、1人で乗車するのに役立つベンチ席が2つ。

1両にわずか26席のゆったりした空間は、満席の状態でも広々としており列車内ということを忘れてしまいそうです。

f:id:C-Kingfisher:20190312165212j:plainf:id:C-Kingfisher:20190312165255j:plain

大きめの窓から外の光が差し込み、非常に気持ちがいいです。

たくさんの木材を使用している車内なので、とても暖かみがありますね。

細かく装飾された内装おしゃれな照明は、まさしく豪華な特別車両!

f:id:C-Kingfisher:20190312165228j:plain

車両後方にはサービスカウンターが設けられており、専任のアテンダントさんが常駐しています。

ドリンクサービスや、ビュースポットの案内など旅のお手伝いをしてくれるので快適な列車の旅を過ごせますね。

f:id:C-Kingfisher:20190312165618j:plain

飲物や軽食をはじめ、富士山ビュー特急オリジナルグッズ等のお土産品も販売しています。

f:id:C-Kingfisher:20190312165637j:plainf:id:C-Kingfisher:20190312165645j:plain

ホテルパティシエが手掛ける富士山ビュー特急特製スイーツ

出発時刻になると、列車はゆっくりと河口湖へ向け動き出します。

待ちわびたスイーツの時間です。

座席で待っていると、アテンダントさんがドリンクのオーダーを取りに来てくれました。

f:id:C-Kingfisher:20190312165555j:plain

コーヒー・紅茶・ジュースなどのドリンクは、おかわりも可能です。

桃や葡萄のジュースワインなどは、フルーツ王国である山梨ならではのドリンクサービス。

有料ですが特別車両の1号車のみでの販売なのでぜひ、飲んでみてはいかがでしょうか。

そして、手元には列車と同じ朱色に輝くスイーツBOX。

期待が高まりますね。

f:id:C-Kingfisher:20190312165237j:plain

お待ちかねのスイーツBOXを開ければ、おいしそうな特製スイーツが4品。

f:id:C-Kingfisher:20190315203800j:plain

  • 季節のマカロン(木苺):ほんのり甘酸っぱい、サクサクホロホロした食感の焼き菓子。
  • 富士山モンブラン:栗の香りが漂う上品な甘さ、富士山をモチーフにしたモンブラン。
  • カシスベリー:カシス・フランボワーズ・野いちごをを使用したバニラムースが、なめらかなくちどけのスイーツ。
  • パティシエ特製フルーツサンド:真っ白なロール生地に、彩り果実を使用したフルーツサンド。ヨーグルトクリームを使用しているため、酸味が効いていて甘すぎない。

この特製スイーツは、富士急ハイランドのオフィシャルホテルである「ハイランドリゾートホテル&スパ」のパティシエが手掛けています。

味はもちろん文句なし。

どれも甘すぎず、大人のスイーツといった印象です。

今回いただいたスイーツは、12月~3月までの冬の期間限定のものでした。

季節によってメニューが異なるそうで、そちらも気になるところですね。

f:id:C-Kingfisher:20190317151957p:plain

困ったことがあれば、すぐにアテンダントさんに声をかけてください。

すぐに笑顔で対応してくれる姿が、とても素敵です。

車窓から見えてくる雄大な富士の山

スイーツ・ドリンクを堪能している間も、列車はぐんぐんと勾配のある線路を走り続けます。

大月駅と河口湖駅との標高差は500mもあるそうです。

しばらくするとアテンダントさんから、富士山のビュースポットのアナウンスがありました。

遠くに見える富士山も、存在感は抜群ですね。

f:id:C-Kingfisher:20190312165325j:plain
田園から見る富士山

富士五湖周辺観光の玄関口「富士山駅」。

f:id:C-Kingfisher:20190312165319j:plain
富士山駅のホームから見る富士山

当初は、山中湖方面に線路を延伸する予定だったそうです。

しかし、河口湖方面へ延伸することになったために、スイッチバックの駅となりました。

ここで進行方向が変わるため、どちら側の席からでも富士山を眺めることができるのは最高ですね。

f:id:C-Kingfisher:20190312165339j:plain

素敵な時間は、あっという間に過ぎてしまうもの。

ですが、おいしいスイーツ・ドリンクをいただきながら、雄大な富士の姿を車窓から堪能できる素晴らしいひとときでした。

味噌仕立ての鍋料理。山梨県の郷土料理といえば「ほうとう」

富士急行線の終着駅である河口湖駅に到着したのは、ちょうどお昼の時間。

f:id:C-Kingfisher:20190312165404j:plain
河口湖駅の奥にそびえる富士山

山梨県にきたからには、郷土料理である「ほうとう」を食べたい!

富士山を眺めながら、散歩すること20分ほど。

お昼にお邪魔したのは、味・知名度ともに山梨県を代表するほうとう専門店「小作 河口湖店」

創業40年以上の歴史を持ち、山梨県を中心に10店舗を展開しています。

f:id:C-Kingfisher:20190312165708j:plain

  • 住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津1638-1
  • 電話:0555-72-1181
  • 営業日:年中無休
  • 営業時間:11:00~21:00
  • 座席数:250(個室あり)
  • 駐車場:あり(70台)

250席もある広々とした店内ですが、土・休日ともなれば観光客でいっぱい。

f:id:C-Kingfisher:20190312165720j:plain

ほうとうは、うどんより太めの麺とたっぷりの野菜を煮込んだ味噌仕立ての鍋料理です。

小作の人気ナンバーワンは、なんといってもかぼちゃほうとう

迷うことなく注文しました。

f:id:C-Kingfisher:20190312165734j:plain

甘いかぼちゃがゴロゴロと入ったかぼちゃほうとうは、甲州ほうとうの基本です。

味噌・かぼちゃの甘みが口いっぱいに広がり、身も心もあったまりますよ。

もう一つ、私がおススメしたいのが「おじや」

こちらもたっぷりの野菜が入っていて、味噌仕立ての優しいお味。

よく煮詰めてとろみがかった野菜お米と、味噌の相性は言うまでもないです。

最後まで熱々でいただけますよ。

f:id:C-Kingfisher:20190330234454j:plain
「おじや」は最後まで熱々

お隣に座ったおばさまが、あずきほうとうを注文しているのを目にしました。

「大好きで、毎回のように注文するの。」と、

お店の人に話しています。

一品だけ、異彩を放つあずきほうとう……。

f:id:C-Kingfisher:20190418112606p:plain
異彩を放つ「あずきほうとう」

おしるこの類が大好きな甘党の私には、すごく気になる一品……。

なぜか、あずきほうとうだけはハーフサイズがありました。

じつは人気があるのかも(笑)

小作さんは、おみやげも充実していました。

食事処で、このような大規模なおみやげスペースはなかなか見たことがないですね(笑)

f:id:C-Kingfisher:20190317170157p:plain

www.kosaku.co.jp

カチカチ山で裾野まで広がる富士を見るはずが……

今回は、目いっぱい富士山を見ることを旅の目的としてきました。

そこで、雄大な富士山と河口湖を正面に見ることのできる眺望の名所を目指し、向かったのは富士山パノラマロープウェイ

河口湖駅から15分ほど歩くと、目の前には河口湖が広がります。

お土産屋さんも立ち並ぶ、河口湖周辺から小道に入ると見えてくるロープウェイ乗り場。

f:id:C-Kingfisher:20190312165423j:plain

  • 住所:山梨県南都留郡富士河口湖町浅川1163-1
  • 電話:0555-72-0363
  • 営業時間:9:00~17:00(季節により変更あり)
  • 休業日:
  • 駐車場:有(13台)

ロープウェイで登る天上山(てんじょうやま)は、昔話「かちかち山」の舞台となっているそうです。

昔話として有名なので、知っている方も多いとは思います。

私も小さい頃の記憶に残っている、ちょっと残酷なお話……。

f:id:C-Kingfisher:20190327225831j:plain

富士山パノラマロープウェイでは、駅やゴンドラで昔話の世界観が広がっていました。

f:id:C-Kingfisher:20190317180731p:plain

5~10分間隔で運行するロープウェイは、約3分間で標高1,075mの山頂まで運んでくれます。

乗車料金(往復/片道)
大人(中学生以上) 800円/450円
小人(小学生) 400円/230円
ペット 小型(100円)、中型(200円)

※小学生未満は、大人1名につき1名まで無料。

ロープウェイ運行時刻
通常期 上り始発(9:00)・下り終発(17:20)
12/1~2/28(冬季) 上り始発(9:00)・下り終発(16:40)

あっという間に、眼下に河口湖広がります。

f:id:C-Kingfisher:20190312165540j:plainf:id:C-Kingfisher:20190312165746j:plain

ロープウェイを降りると、決して広くはないものの展望台や茶屋が2017年にリニューアルされ、きれいに整備されていました。

f:id:C-Kingfisher:20190312165535j:plain

山頂にある「たぬき茶屋」は、峠の茶屋をイメージしているそうで、日本情緒を感じさせるデザインです。

たぬき団子」などの軽食類をはじめ、富士山やかちかち山に関するお土産が揃っていました。

f:id:C-Kingfisher:20190312165441j:plain

山頂には、物語の場面を表すようにたぬきとウサギの姿が目にとまります。

かちかち山の物語を思い起こしながら見て回ると、写真に収めて物語を完成させたくなりますね~。

f:id:C-Kingfisher:20190312165506j:plainf:id:C-Kingfisher:20190312165458j:plain

たぬき茶屋の脇に設置してある階段を登り、展望台に向かいましょう。

遮るものは何もない、最高の眺めを見られる絶好のポイントに間違いありません!のはずだったのですが……。

f:id:C-Kingfisher:20190418113642p:plain

見事に隠れてしまっています……。

ここに向かうまでは、あんなにきれいに見えていたのに……。

f:id:C-Kingfisher:20190312165512j:plain

富士山頂は、雲に隠れて見ることができませんでしたが、天上山展望台からは河口湖の全景を見ることができます。

また、天気が良ければ南アルプスまで見渡せる360°の大パノラマです。

秋になると、色づいた木々の中をロープウェイが進み、眼下に見下ろす河口湖・湖畔を彩る紅葉が素敵な絶景スポットになります。

その時まで、かちかち山からの富士の景色はお預けにしておきたいと思います。

河口湖観光に便利!お得なセット券

河口湖周辺を観光するのであれば、お得なセット券がおススメです。

  
ロープウェイ
+遊覧船
大人(1,400円)
子供(700円)
ロープウェイ
+遊覧船
+レトロバス
大人(2,600円)
子供(1,300円)
ロープウェイ往復
+富士急行線(河口湖~大月)
大人(1,560円)
子供(780円)
ロープウェイ片道
+富士急行線(河口湖~大月)
大人(1,390円)
子供(700円)

※レトロバスは河口湖線・西湖線の全線で利用可能(2日間フリーパス)

これらのセット券を使えば、100円~600円もお得になります。

富士山パノラマロープウェイ河口湖駅河口湖遊覧船で購入可能なのでぜひ、活用してください。

私は、往復ロープウェイと富士急行線とのセット券を購入して、河口湖を後にしました。

まとめ

今回は、少し贅沢な気分を味わえる日帰り旅行を紹介させていただきました。

富士山ビュー特急の特別車両は、今までに見たことがないくらい豪華な内装でした。

素敵な列車で、特製スイーツを堪能しながら車窓から見える富士山を眺める最高の時間を過ごせます。

山梨県のご当地料理を食べ、360°の大パノラマで富士の絶景を目にする今回の日帰りプラン。

こんな大人の列車旅をしてみませんか。

動画でも、富士山ビュー特急を利用した、少し贅沢な日帰り旅行をまとめてみました。

ぜひ、ご覧ください。


「富士山ビュー特急」スイーツプラン設定列車で行く、河口湖日帰り旅行