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東京の大自然の中、奥多摩フィッシングセンターでニジマス釣りをしながら優雅な休日を過ごしてきました。

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晴れた休日に家にこもっているのはもったいない。

天気に恵まれたのであれば、太陽の陽を浴びながら休日をすごしませんか。

「釣りがしたい!」と思ったものの、趣味として釣りをしてきたわけでもないため、釣り竿すらもっていない……

そんななか訪れたのが東京都でありながらも大自然を有する奥多摩フィッシングセンター。

奥多摩川の本流を利用した管理釣り場の為、竿のレンタルから、餌のつけ方まで教えてもらいながら釣りを楽しめます。

日常の忙しさも忘れ、山に囲まれた奥多摩で釣りをしながらゆっくりとした時間を過ごす休日をお伝えします!

奥多摩フィッシングセンターってどんなところ

奥多摩漁業協同組合が運営する奥多摩川本流を利用した管理釣り場である奥多摩フィッシングセンターは、東京駅から車や電車で1時間半~2時間という日帰りにはもってこいのレジャースポットです。

奥多摩フィッシングセンター

〒198-0174  東京都青梅市御岳2-333

営業時間

3月~11月 12月~2月
7:00~16:00 7:30~16:00

12月~2月の毎週木曜日は休業日。※台風のあとは場合により臨時休業あり

釣れる魚種はニジマスですが、季節によりBIGマス・ヤマメ・イワナをサービス放流してくれます。

カーナビの設定に要注意

カーナビによると、自宅から奥多摩フィッシングセンターまでは車で1時間の道のり。

奥多摩に入るころにはビル群は姿を消し、とても東京とは思えないような山の間を抜けながら、目的地に近づいてきました。

異変に気付いたのは、そろそろ目的地が見えてもおかしくないだろうと思い始めた矢先のこと。

眼下には奥多摩川が流れているのですが、行けども行けども入り口が見当たらないのです。

そうして車を走らせていくうちに、カーナビの目的地を示すマーカーはどんどん遠ざかっていきます……

その原因は、カーナビで目的地を「奥多摩フィッシングセンター」に設定し、吉野街道(45号線)から向かうと、入り口が通行止めになっているため。

御岳美術館(みたけびじゅつかん)をカーナビに設定すれば、迷うことなく目的地にたどり着くことができます。

皆さん車でお越しの際には気をつけてください。

奥多摩での渓流釣り。初心者だって大物狙い

カーナビに翻弄されつつも、無事に目的地に到着しました。

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辺りを見渡すと、緑に囲まれ、川の流れる音、遠くからはJR青梅線のガトンゴトンとゆっくりと走る列車の音だけが聞こえてきます。

都会の喧騒から離れ、ゆっくりとした休日を過ごすにはもってこいの場所です! f:id:C-Kingfisher:20181105194407p:plain

車で訪れても、30台ほどの広々駐車場も完備されていて安心です。

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お手洗いもしっかり完備。

2018年度にリニューアルされた多目的お手洗い。

着替え・ベビーベッドの完備・体の不自由な方の利用が便利になりました。

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自動販売機にはジュースからアイスまで。

お子様連れにはうれしいですよね。

受付にはビールや日本酒まで販売されています。

さっそく、受付をして渓流釣りをはじめましょう!

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入漁料金は以下のようになります。

一般釣場 1日券 3300円
ルアー/フライ釣場 1日券 3700円(高校生以下・女性3150円)
ルアー/フライ釣場 半日券(12時~) 2700円(高校生以下・女性2150円)
ファミリー釣場 3300円
貸切(団体)釣場(20名以上) 3300円

※貸し竿300円(ルアーの貸し竿1000円、フライの貸し竿無し)

ファミリー釣場での持ち込み竿の使用不可

20名以上だと予約もできます。

友人家族などの大勢で計画を立てると、より一層楽しめそうですね!

上記の金額は1人あたりの料金です。

ご来場者の7割以上の方に釣りをして戴きます様お願い申し上げます。と注意事項があります。

例えば、5人で訪れたら3~4人は釣りを楽しんで下さいね。

家族で安心。一般餌釣場・ファミリー釣り場

受付を済ませ、竿とスカリ(釣った魚をいれておく網)を借りて、さっそく釣場へ向かいましょう。

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川沿いの降りると左手にファミリー釣場、右手に一般釣場と分かれています。

本格的に川釣りを楽しみたいなら一般釣場

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一般釣場

一般釣場は奥多摩川のそのままの姿で釣りを楽しめるようになっており、まさに玄人向けです。

受付の方の話では、初めての人には難しく釣果にかなり差が出てしまうとのことでした。

ファミリー釣場で物足りなくなってきたら挑戦してみたいです!

お子様から初心者の方まで川釣りが楽しめるファミリー釣場

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ファミリー釣場

ファミリー釣場は川を完全に仕切ってあるので、子供や初心者の方でも釣りを楽しめます。

仕切られてはいますが、移動は自由であり、9時と12時半の2回にわたって放流していただけると説明を受けました。

休憩スペースを確保しておこう!

釣りを始める前に、まずは自分たちの休憩場所を確保しなければということでさっそくレジャーシートを広げます。

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私が愛用しているコールマンのレジャーシートは、普通のレジャーシートとは別物です。

表地は肌触りの良い起毛素材を使用しており、厚みもあるので河原の砂利の上だってへっちゃら。

持ち運びはクルクル巻いて、持ち手もついているのでおススメです。

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そして、外でのレジャーには欠かせないクーラーボックス。

私が使用しているロゴスの商品はクーラーボックスというより、さながら「クーラーバッグ」。

しっかりとした持ち手がついており、肩から下げることもできます。

厚さ約10mmの断熱材を使用しているうえに、ジッパー部分にも断熱材を使用しているため、しっかり外気を遮断してくれる保冷能力の高さを持っています。

なによりも魅力的なのは、使用しないときにはコンパクトに折りたためて場所をとらないこと。

私は車のトランクに入れっぱなしにしていますが、収納場所に困ることもありません。

さあ、川釣りを始めよう!

場所も確保し、いよいよフィッシング開始!

貸し竿はながーい竹に浮きと針がついた非常に簡単なものです。

まずは餌をつけなければ。

餌は売店で売っているブドウ虫(600円)、イクラ(500円)の2種類。

受付の人に聞くと、やはりブドウ虫の方が食いつきがいいとのことでした。

できれば、虫よりはイクラの方がいいんだけどな……と思いながらも、「食いつきがいい」という言葉を信じてブドウ虫を購入!

中身の写真はちょっと気持ち悪いのでお見せするのはやめておきます……

言葉で説明すると、白いイモムシが生きた状態でウネウネしてる感じ……

手にすると、とってもやわらかくて、指先で暴れはじめます。

虫の類が苦手な私にとって、針に餌をつけることもままならない状態。

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職員のおじさんが後ろで見守ってくれますよ

餌をつける段階でまごついている私に心強い味方が現れたのです。

釣場付近では、職員の方が見て回ってくれているので、餌のつけ方から教えてくれます。

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四苦八苦しながらも、ニジマスを釣り上げる準備万端。

竿をたらして、餌に食いつくまでじっと待っているとググっと竿が持っていかれる感触!

餌をつけるときから寄り添ってくれていた職員のおじさんの期待に呼応するように竿を持つ手にも力が入ります。

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1匹目ゲット!

釣れた時はやっぱり、ちょっと興奮しちゃいます!

初心者であろうが、釣れるのです(笑)

周りを見れば、小さなお子さんから、おばあちゃんまでみんな楽しそうに釣りを楽しんでいました。

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奥多摩フィッシングセンターの良いところは、職員の方が来てくれた人に釣りを楽しんでもらいたい、いっぱい釣ってもらいたいと思っていることがわかるところです。

針が外れてしまった時や、釣った魚が針を飲んでしまった時もすぐに駆けつけてくれます。

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困ったときは「おじさーん」と呼んでみればすぐ来てくれます

職員の方はしきりにみんなに声をかけて、こうした方がいい・あっちの区画に行ってみるといいとアドバイスしてくれます。

2回しかないニジマスの放流も周りの釣果を見て4回もしてくれました。

釣りをするならのんびりと

時間による川の増水によってニジマスの食いつきも変わります。

のんびりと、一休憩しながらゆっくりと釣りを満喫するとよいですね。

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自然に囲まれ、風を感じながら小説を読むなんて素敵すぎる(笑)

数年前にアウトドア専門店のWILD-1で購入したハイバックあぐらチェア

この椅子は座面が低く、背もたれの高さがあるので、とてもリラックスして座れます。

釣りを始めて、数時間。

休憩もはさみつつ、のらりくらりと釣りを楽しんだ結果

まったくの初心者であり、知識もない状態でしたが、10匹ちかくのニジマスを釣り上げることができました!

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手ぶらだって大丈夫!簡単にBBQ気分を味わおう!

せっかく釣り上げたニジマスですから、その場で焼いて食べてしまいたい!

奥多摩フィッシングセンターには焼き網セットまで準備してくれているので手ぶらで来たとしても、ちょっとしたバーベキュー気分を味わえちゃいます。

焼き網セット(500円)

  • 網 1枚
  • 炭 1キロ
  • 着火剤
  • トング

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網焼きセットの他にも、バーベキューコンロセットを1000円でレンタルすることができます。

食材を持ち寄ればバーベキューの幅も広がり、楽しさも増えるでしょう。

「釣った魚を食べるにしても、さばかなきゃだめじゃない?」

そう思った方もいるかもしれませんが、釣ったニジマスを受付に持っていけば、無料でさばいて、内臓まで取ってくれます。

しかも、その場で食べる分に関しては割りばしに刺し、塩までふってくれるのです!

ここまでしてくれるなんて、サービス精神の塊のような対応に少し感動します。

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ものすごい速さでニジマスをさばく姿は職人技

さっそく、借りた焼き網セットを持ち帰り、準備に取り掛かりましょう。

  1. 着火剤に火をつける
  2. 炭を乗せ、火が上がる
  3. さらに炭を積み上げる
  4. 網を乗せる
  5. ニジマス乗せる

バーベキューに慣れてない私でも簡単な作業です(笑)

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香ばしい匂いが漂ってきて、待ちきれません!

肉や魚などの食材を炭火で焼くと、ガスや電熱器で焼くより早く肉身の表面が熱くなるため、うまみ成分のグルタミン酸などを逃がすことなく、中までしっかり火を通すことができます。

炭火焼きは雰囲気作りだけではないのですね(笑)

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こんがりと焼けたニジマスを一口食べれば

「おいしい!!」

身がぎゅっとしまっていて、うまみが凝縮されています。

自分で釣り上げ、自然の中で食べるニジマスは別格においしいです!

本格的なバーベキューを楽しみたいなら

奥多摩フィッシングセンターではバーベキューハウスも併設されており、本格的なバーベキューを行うこともできます。

大勢で鉄板を囲むのも楽しいですよね。

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1区画10人程 3000円
貸鉄板(60×40cm)1枚 500円
マキ1束 500円
木炭(3kg) 600円
竹串1本 20円

バーベキューのみの利用はできません。

せっかくなのですから釣りも楽しみましょう。

釣り堀気分で立ち寄るのもいいでしょう

受付の奥にはニジマスの生け簀もあり、釣り堀気分で立ち寄ることもできちゃいます。

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釣り堀の利用は竿・餌付きで400円。

釣り上げたニジマスは一尾330円で買い取ることになります。

東京の奥座敷で食す釜めしがとっても美味

奥多摩まで足をのばしたならば、ぜひ立ち寄っていただきたい食事処があります。

奥多摩フィッシングセンターから車でわずか5分ほどにある釜めし なかい。

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奥多摩の山奥の自然の中にひっそりと佇んでいます。

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釜めし なかい

東京都西多摩郡奥多摩町大丹波175

営業時間 定休日
11:00~15:00、16:00~19:00 第2水曜日、木曜日

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風情のある古民家風の建物で、まさに東京の奥座敷といった感じ。

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きのこ・山菜から季節限定まで、山に囲まれたこの地ならではのメニューですね。

今回は季節限定のくり釜めしを注文させていただきました。

春と秋にはそれぞれに季節限定メニューがあり、春には竹の子を使用した釜めしを提供しているようです。

ぜひ、春の季節にも訪ねたいと思います。

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季節限定「くり釜めし」

もっちりと炊き込まれたくり釜めしは文句のつけようのない味でした。

釜めしを混ぜれば中からたくさんの栗が顔をだします。

水炊きは鶏のだしとほんのり塩味のきいたやさしい味。

白菜・鶏肉・しめじ・ニンジン・ねぎ・こんにゃくで器がいっぱいで釜めしにつく汁物とは思えないボリュームですね。

刺身こんにゃくもぷりっぷりしてておいしい。

最後はお饅頭にお茶がよく合います。

まとめ

今回、訪れた奥多摩フィッシングセンターは恋人同士、家族、友達、だれと行っても奥多摩の自然の中で目いっぱい楽しむことができます。

事前の準備をしっかりして河原で釣りをしながらバーベキューなんて、休日にぴったりのレジャーですね!

バーベキューセットなんてもってないという方でも、手ぶらで充分なバーベキュー気分を味わえます。

「なかい」の釜めしは奥多摩まで来たことを絶対に後悔させないくらい美味ですので、ぜひ、立ち寄ってみてください。

こんな奥多摩にふらっと足を運んでみてはいかがですか?

私はこんなゆるーい休日を過ごすことが大好きです(笑)